レンガとよく似ている素材との相違点

レンガとよく似ている素材との相違点
レンガに似ている物でよく知られているのはタイルです。
どちらも古い時代から世界各地で作られ、普及していました。
粘土や泥などを固め、高温で焼いて作る点は共通していますが、一方で用途には大きな相違点があったのも事実です。
レンガは頑丈で耐火性があることから建材として広まったのに対し、タイルは装飾品の意味合いが強く、強度はさほど重視されなかった傾向にあります。
薄い形状で加工がしやすいことから、壁や床、更には道路を飾る目的で使われていました。
日本では瓦がレンガの類似品とされていますが、装飾品の意味合いも持たせている相違点は無視できません。
土を固めて焼く手法は同じですが、瓦は屋根に被せる目的で作られました。
屋根の耐火性を向上させつつ、外観の美しさを演出する瓦は実用品であっても遊び心を持たせる、機能美の完成形と言っても過言ではありません。
同じ土から作られた焼き物でも、用途によって外観や性質が大きく異なるのは面白い事実と言えるでしょう。
注文住宅で外壁材をレンガかタイルで迷った際の考え方
注文住宅を建てるには、外壁材を選ぶことは重要になり、耐久性が求められることや手入れのしやすさ、見た目の良さなど数々の条件に違いが出ています。
一般的に採用されているサイディングの場合では、金属製や窯業製が主に利用されており、比較的低料金で施工できますが、せっかくの注文住宅を建てるには妥協をせずにレンガやタイルなどサイディング以外の外壁材を採用する方法で他では採用されていないような質感で高級感も抜群にできます。
レンガの場合は耐火レンガであっても色合いが異なっていることや全ての面が均一の色ではなく、1枚ずつに少しの違いが出ていることをメリットにすることができます。
外壁材としては高額になるデメリットはありますが、善き風合いを出すには最適です。
一方でタイルの場合は豊富な種類から選び出せ、複数のサイズや形状、色と質感に大きな違いが生じています。
通常はモルタルの外壁に対して施工する方法になるので手間は掛かりますが、レンガとは異なり汚れが付いても簡単に洗い流せるメリットはあります。